2008年08月05日

自分が必要としたときにこそ

バリュークリエイトにインターンシップ希望で訪れてくる学生さんが毎年少なからずおられます。そんな方々にいつもお尋ねすることがあります。

「何をしに来るのか?」

ただその一点です。多くの場合、ここが漠然としていて掘り下げていくカウンセリングが必要となります。つまり、経験だとか成長だとか定義も自己認識も曖昧なもので「インターンシップのためにインターンシップに来る」ケースが多すぎるのです。

多くの学問と同じように、自らが本気で必要としたり、自ら得ようとしなければ、インターンシップを通したところで何も身になりません。そこに必要なのは与えられたものを吸収する力ではなく、自発的に目的を持って獲得する力なのです。

インターンシップをしたいのであれば、それに対して自らが計画を立てられるはずです。何をしたいのか、何を得たいのか、何のためにインターンシップという手段を選んだのか。インターンシップはあくまでも手段であり、目的・目標があってこその行動・手段なのです。

インターンシップは近年、非常に敷居も下って容易に参加できるようになりました。それは逆に安直にただ参加してしまうという弊害も生んでいます。何度も言うようですが、いくら就業体験だといってもただ行くだけであれば、授業にただ出るだけと同じなのです。

インターンシップは一つの手段です。その手段を必要としたとき、目的を持って取り組めば、とてつもなく得るものが大きいものです。だからこそ、しっかりと具体的な目的・目標を持って、自発的に挑むべきです。
posted by 奥田圭太 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム:就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月05日

大企業とベンチャー企業の違い

就職活動中の学生さんからこの質問がやたらと来るので書こうと思います。本当は自分たちで活動を通じて実際に肌で感じて欲しいので、私の感じた一例だけ書くことにします。

ある製品を組み立てる工場のラインを想像してください。

ある製品を組み立てるには、設計図に則って、たくさんある部品を必要な場所に置いていかねばなりません。ボルトを締めたりと作業もたくさんあります。工場のラインで見れば簡単そうですが、それはラインが完成しているからです。

ベンチャー企業では、大げさに言えばそれらを全て自分でやらなければなりません。製品の設計から、部品の調達に、部品を必要な場所において、ボルトを締めたりする作業・・・それら全てです。またそこにスピードを求められます。結果としてプロジェクトの最初から最後まで携われますが、それほど大きかったり複雑なプロジェクトはとてもじゃないですが自分だけではできません。

一方、大企業では、大げさに言えばそれらのどこかだけを担えば製品は完成します。ボルトを一つ締めれば、あとは他の社員や機械がやってくれます。場合によってはそのラインを効率的に回すことを考える側に回るかもしれません。結果として仕組みができているから物事が進みやすく大きく複雑なプロジェクトに携わることが可能ですが、プロジェクトの断片にしか携わることはできません。

これだけだと、ベンチャーは大変だけどやりがいがある、大企業は楽だけど面白くない、と短絡的に考える人がいます。ですが、少し角度を変えて考えてみてください。ベンチャーではしょうもない作業に追われて肝腎の時間は削減されますが、大手ではしょうもない作業は機械がやったりすでに効率化されていて時間があるのでいろんなことに取り組む時間があります。あるいはベンチャーはスピード重視で手続きが簡易なので物事が早く進みますが、大企業は組織の防衛本能で内部手続きばかりに手間がかかり物事がなかなか進みません。

結局はどちらも一長一短です。結局は働く姿勢なのです。働く場所ではなく、働く人の働き方なのです。どちらに行ってもその強みをうまく活かせればやりがいも面白さもあるのです。

追伸
去年はベンチャーの話を聞きたがる人が多かったのですが、今年はやたらと大企業の話を聞きたがる人が多いですね。去年は今の私のことを聞かれ、今年は昔の私のことを聞かれます。
posted by 奥田圭太 at 03:31| Comment(3) | TrackBack(0) | コラム:就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月04日

JOBかCOMPANYか、それとも第三の・・・

就職活動・転職活動で最後の決断をするとき人が拠り所にするものに「Job」という考え方と「Company」という考え方(厳密にはもう一つ「Vocation」という考え方がありますが日本ではあまり一般的ではないようなので省略)があります。

Job:そこで一体どんな仕事をさせてもらえるのか。明確な仕事・業務・作業のイメージができ、その仕事を請け負うために就職する。
Company:どんな会社で仕事をするのか。実際の業務よりも、社風や一緒に働く人、会社の考え方などに共感して就社する。

一般的に理系や専門職を目指す人がまずJobから入り、文系や総合職を目指す人がまずCompanyから入ると言われています。どちらも大切なことなのでバランスと考える人も多いと思いますが、もっと重要なことは、この二つの考え方の拠り所が大きく違うということ、そして最終決断はどちらかに拠り所を求めるということを理解しておくことです。違いを意識せずに混同してしまっていてはいつまでも軸が見つからず、五里霧中の中で混乱したまま結論を出すことになります。そういう結論は拠り所を持たず、入社後の苦労に立ち向かう初心がないことになります。

JobもCompanyも大切です。しかし、入社後どちらかにギャップが生じたときに拠り所がなければたちまち破綻するのです。Jobであれば社内環境は厳しいがやりたいことをさせてもらっている。Companyであれば仕事は大変だが楽しい雰囲気で乗り越えていこうと思っている。という姿勢があればギャップを埋めていくことができるのです。

私は間違いなく新卒で入社した銀行に対しては「Company」だったのです(詳しくは→コチラ)。銀行だからではなく、そこだから入社したのであって、銀行業務への関心は重要ではなかったのです。そのことが私の銀行員生活を豊かなものにしてくれた根底です。

今、あなたが就職活動・転職活動において企業を見る目はどちらですか?

どちらから見るかで就職活動・転職活動のやり方は大きく変わります。そもそも入り口が違うのですから、探していく過程ももちろん変わるでしょう。視野角が大きく違うのです。

仕事は生活の一部です(これまた詳しくは→コチラ)。だからこそ仕事にも生きがいを感じて欲しいと思います。そしてその仕事に生きがいを第一義的にもたらすものはJobという考え方の支えやCompanyという考え方の支えであったりするのです。
posted by 奥田圭太 at 16:10| Comment(2) | TrackBack(0) | コラム:就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月19日

誰と働くかという選択

この時期にあえて「就職活動」に関するエントリーをしてみたいと思います。就職活動に関する過去のエントリーはコチラをご覧ください。(→コチラ

どの人と働くかという判断基準があってもいいのではないだろうか。

最近の私は、会社の壁を越えて一緒に取り組んでいるメンバーと同じ空間にいる時間が多いです。そのメンバーはその空間をまさに「一緒に」作っていってくれています。このメンバーといると話してばかりで作業は全然進まないのですが、それでも間違いなくクリエイトされているものがあって物事が進んでいることを確信させてくれます。このメンバーと一緒にいるだけで価値があるではないかと思わせてくれています。

誰と働くかという出逢いの選択肢。人が人を呼ぶという選択肢。その人と働いている自分が想像できるかという選択肢。実はよく言われている選択肢であったりします。

何度も書いていることですが、私は出逢いというものを信じています。

就職活動をしていて「この人と一緒に働きたい」と思ったから、全く興味もなかった銀行というものに就職しました(→コチラ)。働いていても業務には興味を持てませんでしたが、銀行員生活をとても楽しめました(→コチラ)。そして、それらの集約であり、この考え方を確信に至らしめてくれたものがバリュークリエイトという会社です。背景も考え方も全く違う4人(→コチラ)がこの「在り得ない会社」を作りました。考え方は違いますし衝突もたくさんあります。ですが、その衝突を楽しめているのです。

私にとってのバリュークリエイトという会社。それは業種でも職種でも特定することはできません。そこでは「仲間」というものしか特定することはできません。ですが、その特定だけで私には十分なのです。


posted by 奥田圭太 at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム:就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月07日

ナビの中の蛙、ほとんどの企業を知らず

就職活動では、ほとんどの学生はまず就職支援サイト(就職ナビ)に登録することから始めるのだそうです。また大学からもそう教わっているそうです。おそらく間違いではないのでしょう。

どう考えても知名度で群を抜くのがリクナビ。そのせいか、リクナビに登録さえしていれば安心、などと思ってしまってはいないでしょうか。

主要と言われる就職支援サイト(就職ナビ)を列挙します。

リクナビ http://www.rikunabi.com/
毎日就職ナビ http://job.mycom.co.jp/
学情ナビ http://www.gakujo.ne.jp/
エンジャパン http://gakusei.enjapan.com/index.app
日経ナビ http://job.nikkei.co.jp/

ひとつでも見たことがないサイトがあれば必ず見ることをお勧めします。

リクナビに全ての企業の新卒採用情報が載っているわけではありません。リクナビに載っていなくて学情ナビに載っている企業もたくさんあります。ナビによって載っている企業、載っていない企業があるのです。ですから、ナビをまず選ぶのではなく、全てのナビで企業検索をして、エントリーしたい企業があったときにエントリーするためにナビに登録するのです。この順序が逆で、出会いたかった企業に出会えない狭い狭い世界で就職活動をしている学生さんが多いように見受けられます。

さらに言うならば、どこのナビにも載っていない企業も無数にあります。京都の某大手企業さんは自社HPからしかエントリーできません。ナビの中で企業探ししている学生さんは絶対に出会えないのです。

では、どうするのか?

目的(企業探し)と手段(ナビ活用)が逆転しないことです。

業種や職種が明確な人は、それで一般の検索(ナビではなく検索:google、yahoo、goo)で企業をひたすら検索することです。あるいはその業種や職種の業界新聞・業界紙に目を通すことです。そのあとにその会社が新卒採用をしているか調べ、エントリー方法を調べるのです。ナビはそれからです。

地域にこだわりがある人は、それで一般の検索で企業をひたすら検索することです。あるいは、街を歩いて回ることです。そのあとに・・・。

就職活動のときに興味のある企業がありました。ご存知の方がおられるか分かりませんがサンセントシネマワークスという会社で、新卒の採用はしておらず、就職するにはたしか3年以上の社会人経験が必要でした。採用情報が載っていなくても問い合わせをすると面接をしてくれる会社もありました。調べていけば無数の企業、様々な就職の仕方があります。

ナビの中に掲載されている企業は、非常に限られた企業でしかありません。またナビに掲載されている情報は、非常に限られた情報でしかありません。

ナビはうまく利用するものであり、ナビの世界にこもってしまっては、とてもとても狭い狭い世界で就職活動をした「気分」になることになります。

posted by 奥田圭太 at 13:24| Comment(3) | TrackBack(0) | コラム:就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月22日

まずは生活だ!

あえてこの時期に就職活動に関するコラム(→過去分はコチラ)を復活。就活・シューカツとかもキーワードに残しておきましょう。

就職先を決するまず最初は「生活だ」と確信に至りました。

就職活動で大切なことは「自己分析」「業界研究」などとよく言われます。「自己分析」ができていなければ研究すべき業界も決まらないというのであれば就職活動は「自己分析」から始まると言われるのはよくあることです。就職活動する人に簡単にアドバイスする方法は「自分を知れ」とか「自己分析しろ」なのでしょう。

ですが、そもそも自分の何を分析すればいいのでしょうか。

私はこんな性格である、私はこんな仕事をしたい、こういう傾向がある、きっとこういう職種に向いている・・・、そんなことを簡単に確信するのはまず無理です。多くの人からアドバイスしてもらっても、それが客観的だと言われてもその人から見てである以上主観であり、確信に至るのは困難で、信じるしかないというところでしょうか。何よりも自分であがき、葛藤に葛藤を重ね、何かに辿り着く、ということが大切なことのように思われます。それは確信である必要はないように思います。

話が逸れましたが、それではせめて何を考えるのでしょうか。

それは「自分がどう生活したいか」だと思われます。

「したい」である以上、したいことはたくさん出てくると思います。しかし「生活」となったときにそれはとてもリアルになります。したいことが実現していることを想像したとき、おそらくそのために他のしたいが妨げられることがたくさん出てきます。他のしたいがすべて実現しなくてもそのしたいが実現して欲しいのか。その生活は自分にとって生きている実感があるか。その仕事をしている自分がリアルであるかよりも、その仕事に就いたことによって生活にどういう影響があるかです。自分が生活している姿を少しずつ少しずつリアルにしていければ、絶対に譲れないものが見えてきます。絶対譲れないものを守るために他のものを捨て去ることができるようになります。

働くとは「社会で自分が生きる」ということです。

だからこそ「仕事(業種・職種)」のことを考えるよりもまずは自分はどういう「生き方」をしたいかが先なのです。その価値観が明確になれば、その価値観を会社・業種・職種に問えば、自己分析も業種研究も容易になるでしょう。仕事にこだわっても生活が乱れれば仕事など成立しないのです。仕事はあくまで生活の一部に過ぎないのです。だからまずは、そして最後は「生活」なのです。
posted by 奥田圭太 at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム:就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月10日

就職までにしておきたいこと

就職活動を終えた人、もう一踏ん張りしている人、そしてもう一度やり直そうと思っている人・・・夏に向けて皆さんの心持ちはいろいろだと思います。就職活動を終えたもののスッキリしていない人、または、就職活動を終えた虚脱感で来年4月までの長い時間をどう過ごそうか考えもつかない人、不安になっている人もいるのではないでしょうか。

今日は、就職活動を終えてから来年4月のまで過ごし方について少し書こうと思います。

当時の私の話ですが、何度も書いていますが就職活動時に私は(最終的に就業することに決まった)銀行に関心がありませんでした。金融業界研究などもちろんしていません。このまま4月を迎えてもいいものなのかととても不安でした。そこで私は就業予定先にどんな本を読んで勉強しておけばいいかを尋ねました。

返ってきた答えは「アホ」でした。

金融のことなどは入社してしまえばどっぷりつかるわけだからすぐに身につく。それよりもそうじゃない世界を学生のうちにしっかり見ておけ。

特定の業界に入る前だからこそ幅広い世界を見ておけ。

ということです。

就職活動の結果、一つの自分の答えに辿り着きます。そうするとそこに夢中になり視野が一気に狭くなってしまいがちです。就職する(社会人になる)というのも同じことで一つのことに専念するあまり視野が狭くなりがちです。専門的に接するのですから仕方がない部分もあるのですが、やはりそれだけでは人間として広がりません。ですから、学生の段階からそういう傾向になってしまっては社会人になってからはもっと大変です。

だからこそ、視野をもう一度広げなおして、視野を常に広げる習慣を体にしみこませておいて欲しい、と思うのです。

不安になるのは当然です。ですが、企業側も業界知識バッチシの1年生などは期待もしていませんし、そんなものは入ってから教われます。もっと言えば、学生のときに本なんかで手に入れた知識などは、社会の経験で一瞬で身につきます。それよりも学生をしっかり全うしてください。

遊ぶことも大いに結構。ちょっと今までと違うことにチャレンジしてみるのはなお結構。いろいろなものに関心を持つのはそれこそ素晴らしいことです。

4月まではまだまだあります。だからこそ、思い切り良く過ごしてください。

posted by 奥田圭太 at 04:09| Comment(2) | TrackBack(0) | コラム:就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月29日

もう一度だけでいいから考えてみよう

6月も明日で終わりです。
多くの学生さんから就職活動終了のメールを頂いております。

では、あえて・・・。

本当に納得していますか??

皆さんは就職活動にお疲れでしょうか。それとも最後まで楽しめたでしょうか。それはあなたの決断でしょうか。それはあなたの実感でしょうか。そして、それはあなたの納得でしょうか。

今年は学生さんには幸いにして売り手市場です。こんな言い方はなんですが、企業側は人が欲しくて仕方ありません。そんなとき、あなたはどう思いますか。

それはあなたが選んだのでしょうか。
それは企業側があなたを選んだんでしょうか。
それは企業側があなたのような人を選んだんでしょうか。
それは企業側は学生さんを選んだんでしょうか。

この納得は大きな差です。

一番最初の内定、それは嬉しいことでしょう。あなたが興味があった業界、それは嬉しいことでしょう。流行の業界、それは嬉しいことでしょう。大手企業、それは嬉しいことでしょう。

しかし、嬉しいことと納得することは違います。

嬉しいを納得と勘違いしていては、楽しいのは残りの9ヶ月だけです。そして、納得していれば、残りの9ヶ月は本当の意味でもっと楽しいです。面白いです。

このチャンスだからこそ、もう一度だけ考えてみて欲しいと私は思います。

その企業はあなたを見ていますか。
そして、あなたはきちんと見ていますか。

あなたには内定という余裕ができました。だからこそ、余裕を持って考えてみてください。そして、就職活動から逃げることだけはしないでください。

なぜなら

就職活動はとても楽しいものです。

そして

就職活動を楽しめた人だけが、社会人になってからも楽しめます。
posted by 奥田圭太 at 23:34| Comment(3) | TrackBack(0) | コラム:就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月03日

自分らしい仕事に辿り着くこと

就職活動も佳境でしょうか?
そろそろ内定をもらって結論を出した人とか、出せなくて悩んでいる人とか、周りが内定もらいだして焦っている人とかが目につくときです。みなさんはどうですか?就職活動に限ったことではないのですが、あえて「就職活動」というカテゴリで書いてみようと思います。

自分らしいとはなんでしょうか。
自分らしく振舞うというのはどういうことでしょうか。
自分らしい仕事に就くとはどういうことでしょうか。

人はそれなりに自己分析というものをします。
客観的な指標で自己分析の補助をしてくれるツールもあります。そうやってまず自分を知るということは非常に重要です。しかし、確固たるこれが自分だと分かることはまずありえないでしょう。ありえたとしたら私は思い込みではないかと思います。何故なら自分のことが完璧に分かるのであれば誰も生きていないと思うのです。わからないからあがき、わからないから楽しいのだと思います。

一方で他者分析というものもあります。
自分が他人にどう思われているかです。これをもって他者からの評価を知ることは非常に重要です。問題はその他者の前であなたがどう振舞っているかです。
自分らしいと思った振る舞いをその他者の前であなたがしているとすれば、それはあなたの思う「自分らしい」に対する評価なので当然合致しやすいでしょう。ですが、それはあなたの思う「自分らしい」に過ぎません。
一方、何も考えずにその他者に接している(すなわちとても楽な状態、素と言われる状態)とすれば、それに対する評価はすなわちあなた自身です。そういう他者からの評価こそが最も自己分析を可能とするのです。

では、表題に戻りましょう。

「らしい」というものは自分ひとりで決めることは非常に困難です。
また「らしい」はあくまで「らしい」に過ぎません。
らしく「振舞う」という時点で演じているに過ぎません。
そして「らしい仕事」というものは思い込みになってしまいがちなのです。何故なら「らしい仕事」に就くために「振舞う」からです。つまり、演じてその仕事に就くにですから、あなた自身ではありません。

では、どうすれば自分らしい仕事に辿り着くことができるのか。

答えは簡単です。

就職活動を「楽に」行うことです。

素で接することで辿り着いた先こそがあなた自身の仕事だと思うのです。

演じて就いた仕事では演じ続けなくてはいけません。それはとてもつらいことです。好きな人を口説くためにその人の好きなようにばっかり振舞っていてはあとあと大変なのと同じです。そして楽をしようとしたときにその関係は崩壊します。
一方「楽に」「素直に」に接して受け入れられた仕事ではそのままでいればいいのです。一緒にいて楽な人(あるいは刺激的で、かつそれが魅力的だから受け入れられる人)と付き合うと長く続くのと同じです。

「らしい」ゴールを先に決めてしまうことは危険です。
そもそもその「らしい」に確信を持つことは非常に困難だからです。
以前にもお話しました(→コチラ)が、それが「らしい」ではなく「信念」であれば話は別です。その信念を見つけるまではきっと「楽に」いることがそこに続く道ではないかと思うのです。立ち向かうべき困難とは自分の中に対する葛藤などではなく、周りから来る困難だと思うのです。そんなときに自分の中に対する困難と闘っていては、とてもじゃないですが周りから来る困難に立ち向かうことは不可能です。

これから結論を出される方々、周りを気にしてしまっている方々、安心してください。あなたが一番す〜っと入っていけるところはきっと見つかります。

ただし、それはあなたが「らしさ」などに振り回されず、「楽に」「素で」接するかぎりにおいてです。
posted by 奥田圭太 at 11:15| Comment(5) | TrackBack(0) | コラム:就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月21日

面接でどこまで分かるのか

久しぶりに就職活動について書きたいと思います。

そろそろ企業によっては内定が出始めたりして、喜んでいる人や焦っている人や毎日面接で大忙しや、思うように結果が出なくて手薄になって仕切りなおしている人や悲喜こもごもな感じでしょうか。

皆さんの受けている(受けた)企業はどういった採用過程ですか?

リクルーター制を採用する企業を除くと、
多くの企業は
「説明会」→「筆記試験」→「グループディスカッション」
→「一次面接」→「二次面接」→「最終面接」
といったところでしょうか。

もう少し面接の回数が多いとか、面接までの過程が短いとかの違いはあれど大体似た感じではないでしょうか。事務的に思える採用をする会社ほど上記に律儀なような気がします。

さて、何がお話したいかというと
学生が企業から企業の事を聞ける機会は説明会くらいしかないのではないだろうか。
この程度の回数でお互いの何が分かるのだろうか。
という単純な疑問です。

ですから、
一つ一つの機会をもっと大切にしてください。
足りなければ能動的に動いて機会を増やしてください。

おそらく企業の中身などというものは実際に働いてみないことには分かりません。そういう意味では就職活動でどれだけ企業のことを知ったとしてもほんのほんの一部でたいして影響はありません。
逆に言うとそこで頭でっかちになって入ったほうがかえってギャップを感じて苦しくなります。かといって、知らないままでは不安ばかりが大きくなります。

そろそろ自分のこだわりに気づいた人も多いでしょう。
あるいは自分のこだわりが崩壊した人も多いでしょう。
(私は崩壊を経験しました。)

面接ではこだわりだけは確認してください。

面接終了後、多くの場合「何かご質問はありますか?」と聞かれるでしょう。
そのとき、自分のこだわりの質問をぶつけるといいと思います。特に同じ質問をどの企業にも、また同企業の別の面接官にも、ぶつけるといいと思います。同じ質問に対する答えの違いは、その人のカラーを区別するのには役に立ちます。

この絶好の機会を無言で過ごす人が意外に多くて残念です。

ちなみに私は必ず
「この会社に入ることを決めましたのは何を見た瞬間ですか?」
と聞いていました。
私には人の決断の瞬間、そのとき見えた何かがとても大切だったからです。

posted by 奥田圭太 at 13:49| Comment(4) | TrackBack(0) | コラム:就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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