2008年01月26日

心から消えない教え

心から消えない教えがあります。私の場合は、社会人になって「この人が最初の上司だ」と私に認識させた人の教えがその一つです。

その方から教わったことは「現場の最前線にいる人間(当時の職場では法人営業の担当先に足を運ぶ営業マン)はプレイヤーではなく、まず演出家でなければならない」というものでした。お客様を感動させる方法をお客様の一番近くにいる人間が考えて演出するのであって、上司が演出するのではないということです。最前線で仕事をしているからといって大局を見失ってはいけないということです。

お客様の一番近くにいる人間が脳に汗を書いて必死で考えて脚本を書いて演出する。周りの人間はその脚本・演出に従って演じる。もちろん本人も出演する。演じ切って初めてお客様に感動が与えられるのだ。お客様はゲストであり、自分たちはキャストであり、お客様の一番近くにいる人間は演出家である。

今となってはディズニーの言葉の派生なのでしょうが、私にはそれでもその方の言葉・教えとなって心に深く刻まれています。そしてその方の言葉・教えとして大切にしています。それは「一番最初の」上司だからではなく、その人だからです。

その人は、誰よりもその教えを体現している人でした。自分がうまく演じられなかったと思ったときは部下に「お前の演出にうまく応えられなかった。すまん。」と頭を下げる人でした。お客様に感動を与えるために最前線に飛び出して部下のために必死で演じる人でした。自分でも必死で脚本・演出を書いて上層部と戦っていました。なぜなら上層部に一番近いところにいるのは自分だという思いがあったからです。

誰よりもその教えを体現しているからこそ、それは完全にその人の言葉であり教えだったのです。そして、だからこそ私の心から消えないどころか、私にとってとても大切で人生を豊かにしてくれるものなのです。
posted by 奥田圭太 at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム:言葉津々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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