2007年11月04日

「犯さん哉」

ケラ作品であることが全編を通じてわかり、ただただくだらなさの中に安心できる役者たちが踊ったお芝居。面白い作品かと問われれば、たいしたことはない作品。

死亡率100%や死に対する風刺が散りばめられつつ、それらを吹き飛ばす勢いでポップでセンスのいい映像と音楽がうまく織り込まれていきます。その中で役者陣があの手この手であっちへこっちへ変幻自在にナンセンスな言葉の応酬で入り乱れる。その点のおいて作家ケラリーノ・サンドロヴィッチを強く感じます。

古田新太という一役者を見るならば、そのくだらなさもひとつの核になりえます。この人がやるから、ということでいいのでしょうか。くだらない中にも演技力の幅を感じるというか、舞台上での華を感じるというか。オーソドックスからくだらなさ、コメディからくだらなさい、そしてラストの貫禄の声色からくだらなさ。古田新太さんに「これがオレだ」と言われてしまえば、それでいい気もします。

全編を通じてただただくだらない。くだらないことをひたすら追求したということを評価するならば、その裏にあるものを考えてみたくもなります。ですが、今日のところは好きな笑いだけカラッと笑って、面白くないところは軽く受け流してさらっと帰ってきてしまいました。そういう意味では消化不良。

■公演概要
「犯さん哉」
作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演/古田新太 中越典子 犬山イヌコ 姜暢雄 大倉孝二
    八十田勇一 入江雅人 山西惇
会場/シアター・ドラマシティ
日時/2007年11月4日(日)17:00開演
料金/8,500円


posted by 奥田圭太 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・舞台・ライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。