2007年07月30日

森美術館「ル・コルビュジェ展」

せっかく東京に来て空いた時間があったので宿泊先の六本木で目的物を見つけて徘徊してきました。昨日のことです。

まずは六本木ヒルズ。初めてではないのですが施設内を利用するのは初めてです。朝一番到着でやや曇り気味の東京の街が360度望める東京シティービューへ。ぶらぶら歩きながら森美術館の開館時間を待ちます。そして10時の開館と同時に森美術館の中へ。

ル・コルビュジェ。

絵画から始まって建築へ。直感的な感想としては今となってはめずらしさをあまり感じませんでした。特に建築に関しては極めて「実用主義」でその時々の最新技術でもっとも実用的なものを設計してきたという印象です。ですから今ではほとんど当たり前に見受けられるものを一番最初にやった人という印象です。幾何学を基調としていて黄金比や切り取りの組み合わせという計算が根底に流れているの調和の美と実用の効がうかがえます。光の取り扱いと色彩感覚には独特のものがありました(だから絵画も素晴らしいのでしょう)が、それでも根底に流れるものは奇抜より実用です。

その作品そのものよりも楽しめたのが軌跡でした。単純な絵画が幾何学から住居という小さな箱となり、それが組み合わせと建築技術の進歩により巨大化でき、あげくにはその新奇性が社会に受け入れられない中で意地になって無駄にまでに肥大化してしまう。そして最後に絵画と小さな小さな自分と妻のための小屋に帰って来る。その人間性を映し出す見事なストーリーでした。作品以上にその人間の軌跡が心に響きました。

その後は六本木ヒルズ天空の水族館SKY AQUARIUM(with Perrier Cafe)を徘徊。最初は小魚のきれいな水族館だったのですが、後半はなにやら室内に水槽を奇抜に取り入れましょう、みたいになっていって違和感が。素直に水槽を気持ちよく泳ぐ魚たちを見たかったのですが。

■展覧会概要
ル・コルビュジエ展〜建築とアート、その創造の軌跡〜
主催/森美術館 ル・コルビュジエ財団 NHK 読売新聞東京本社
会場/森美術館
日時/2007年5月26日(土)〜9月24日(月・祝)


posted by 奥田圭太 at 13:05| Comment(0) | TrackBack(2) | 本・映画・舞台・ライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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