2007年07月18日

「RENT」

ブロードウェイミュージカル初見。ニューヨークの街を徘徊したからこそ味わうことができた、新鮮な出逢いの連続と先入観の払拭の連続。

ブロードウェイミュージカルに当初描いていた印象というのは、厳粛で格式ばった敷居の高い世界最高峰の舞台というもので、オペラのような感覚さえも抱いていました。しかし、実際に行った劇場はどこまでもフランクでポップコーンが似合いそうなくらいで、舞台上にも凝った舞台装置はなく、どちらかというと質素な気配さえも漂っていて、まず第一印象で大きくイメージが覆されました。始まってからその思いはどんどん強まり「ブロードウェイは下町文化だ」との結論にまで至ります。まさに夜に当日券でふらっと寄って心躍る地元な感覚です。決して構えるものではなく、その空気を謳歌できるものです。

さて、本編の「RENT」ですが、ニューヨークの雰囲気をつかんでから観たからこそ感じ得たのだと思います。登場人物の設定が、貧困・同性愛・HIV・ドラッグ・・・、更に人種もバラバラです。ニューヨークという街に本当に様々な人種が本当に様々な境遇で力強く生きていることを感じたあとだからこそ、とてもリアルな話に映ります。ストーリー自体は貧困の中での友情と恋愛というシンプルなものですが、その登場人物たちの生き生きとした姿だけで楽しい気分になります。

非常にPOPでROCKでほとんど台詞も音楽にのっています。「話すように歌う」というのがぴったりそのままはまる演出方法です。それも全て生音でLIVEを観に行った感覚が同じように味わえます。最初から最後まで続く生バンドと登場人物のセッションです。素直に登場人物とともに体をスウィングすれば気持ちがいい3時間です。劇場や演出は想像していたよりもずいぶんちゃっちいものですが、役者さんたちの身体表現力と生音の楽しさに十分に心躍ります。

何度も言うようですが、これはニューヨークという特殊な街をほんの少しでもかじったからこそ味わえる作品です。そこに息吹いている人たちにはよくわかる大衆文化です。だからこそニューヨークで観るべし。

■公演内容
「RENT」
脚本・作詞・作曲/Jonathan Larson
出演/Tim Howar Christopher J.Hanke
会場/NEDERLANDER THEATRE IN NY
日時/2007年7月17日(火) 20:00開演 IN NY
料金/$61.79(ticketmaster)

         2006-07-18 04:45 NEW YORK,NY USA


posted by 奥田圭太 at 17:46| Comment(3) | TrackBack(0) | 本・映画・舞台・ライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
NYC楽しんでおられるようで何よりです!
RENT、私はエンジェルが全てを表しているような気がします。
それにしても、いいなぁいいなぁ…。
Please have a lot of fun!!
Posted by まめってぃ at 2007年07月19日 01:39
ニューヨークのダウンタウンではチケットの安売りをしているところが結構ありますね。本場のミュージカルぜひ見たいです。
Posted by せの at 2007年07月19日 12:45
>まめってぃさん
いろいろ情報ありがとうございました。
実は今日はこれまたたくさんのものに触れたのですが多すぎて書ききれないので明日(明後日?)からコツコツ更新します。
土産話、土産はそれしかないのですがお楽しみに。

>せのさん
まめってぃさん情報で安く見ることができました。
本場のミュージカルの良さは生音と、原語原曲の耳心地の良さだと思います。モノはちゃっちいですよ(笑)人間身体表現はすごいですよ。
Posted by けいた at 2007年07月19日 15:44
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