2007年01月31日

NODA MAP「ロープ」

千秋楽。二度目の観劇。初めてバルコニー席なるものを経験しました。

初見のときの感想は→コチラ
軽くコラムにしました→コチラ

初見のときと印象が違ったところのみを残しておこうと思います。

千秋楽だからというわけではないですが、ハプニングごとが何度も起こって本編とは違う笑いがそこかしこに生まれました。その中で宮沢りえさんだけがまっすぐに立ちすぎていて、後半に来る怒涛の落差を強烈にしていて観ていてとても苦しかったです。思わず「もうやめて!」と言いたくなったほどです。

宮沢りえさんのとりつかれたような演技に、お祭りムードは黙らされ、深い深い底に引き込んでいかれました。野田作品にしてはストーリーや言葉が分かりやすくて置いていかれる感覚がほとんどなかったため、二度観る必要があるのかと思っていました。そのため、始まってすぐは初めて観たときのストーリーを単純に追う感覚だったのですが、途中からとりつかれて引きずり沈めこまれたような感覚で、息を呑み続けました。

なにはともあれ、この作品をどこまで自身として吸収するかは観る側次第だと思います。

初見のときにこの作品に希望を見出すかどうかとても悩みました。ですが、今日観た主役二人の目映いばかりの輝き、それを信じてみたい、と思います。

■公演内容
NODA・MAP第12回公演「ロープ」
作・演出・出演/野田秀樹
出演/宮沢りえ 藤原竜也 渡辺えり子 橋本じゅん 宇梶剛士 三宅弘城
   松村武 中村まこと 明星真由美 明樂哲典 AKIRA
美術/堀尾幸男
衣装/ひびのこづえ
会場/Bunkamura シアターコクーン
日時/2007年1月31日(水) 14:00開演
料金/S席 9,500円
posted by 奥田圭太 at 17:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 本・映画・舞台・ライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 野田さんの芝居は料金が高いねえ。

 最後に見に行ったのは、シアターコクーンの「半神」まで。これは、夢の遊民社のころの名作の焼き直しでした。遊民社のころのほうができは良かったです。野田は駒場小劇場のころから、東京にいって駒場寮にとまって見に行きました。それも三里塚などの集会に行った帰りに寄るんです。伊藤蘭が出演した頃から小劇場では入りきれなくなった本多劇場へ。初期はほとんど見に行きました。ようやく関西にきたのは1983年の「野獣降臨(のけものきたりて)」。京都府医大の前の小屋でした。解散まで付き合いましたが、JR東海が支援していたので4000円弱でした。

 あの躍動感はすごかった。しかも、ゴダール張りの引用と剽窃の群れ。しかし、野田が本当にすごかったのは、三代目りちゃあど、贋作・桜の森の下、までではないだろうか。暴言かか? MAPのキルのころは、従来の言葉遊びと、体のキレがまったくなくなった。早稲田の、遊●機械全自動シアターや、第三舞台、花組芝居のほうがスピード感を増していたと思う。

 それでも遊民社の、アンコールの拍手が独特で、最後が「アイドルを探せ」の曲というお決まりのエンディングが、小劇場のころからの馴染みで、結局、解散まで嫁と一緒に通った。MAPは僕だけになった。

 その後、歌舞伎かにはまっていったら、野田も歌舞伎に近づいてきた。

 
 
Posted by 蓑田 at 2007年02月07日 20:53
>蓑田さん
最近は芝居の価格高騰です。おかげで歌舞伎との価格差がなくなってきて、歌舞伎の価格に驚かなくなったりしています(笑)

野田さんの作品は大好きです。
遊民社もNODA MAPも別々の味わいがあります。遊民社は生で観ていないので語れないのが残念です。「贋作・桜の森の満開の下(毬谷さんバージョン)」を生で観たかったと恨み節のように言っています。
同じ時代を生きるというのはそういうことなのでしょうね。うむ。
Posted by けいた at 2007年02月08日 11:03
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