2005年12月31日

京都の伝統に思う5〜職人の背中〜

短かったですが、答えにはたどり着けませんでしたが、いまだに葛藤の中にはいますが、私の今の思いは書いてきました。皆さんにとっての勉強というよりは、問題提起や考える機会になればいいと思っています。せっかくなので自分で考えてみて、それなりの自分の考えを持っていただけると幸いです。

さて、最後に今回の取材経験で私が最も印象に残っているものを書き記しておきます。

「職人さんの背中を想像して下さい」

職人さんが黙々と仕事をしています。いい仕事をしています。
音だけが響き、その方の表情は見えません。
声をかけてもきっと振り向いてくれないでしょう。
その一生懸命さを背中だけが訴えます。

いつでもそうです。優秀な職人は、自分を信じ、いい仕事をしたいと切に願い、ただただ一生懸命に、脇目も振らず、ただただその仕事(手先)だけに集中してきたのです。

ある経営者の方(職人気質・先生)が「職人はそこだけを見て必死に仕事をしているのです」とおっしゃいました。ここに伝統産業の全てが集約されているように思います。私はこれを映像化したいとさえ思いました。

伝統産業の現状は、職人なのです。

伝統産業は職人が担っています。
伝統産業の経営者も職人です。
そして、伝統産業も職人なのです。

美しいだけに悲しいことに、自分の手元だけで一生懸命なのです。


posted by 奥田圭太 at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 特集コラム:伝統 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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