私の前職は銀行員です。
せっかくなので私が銀行で経験したことをお伝えして、銀行を志望されている方のご参考、または全く志望されていない方の心変わりになればと思います。(都市銀行で法人営業なので、また当時のキャリアステップなので、それ以外のことはあまり保証できません。)
銀行生活は本当に楽しかったです。
前述したようにTさんの影響だけだったのですが、そしてTさんと職場を共にすることはなかったのですが、「最高の選択をした」と今でも確信しております。それくらい社会人3年と3ヶ月は面白いことずくめでした。
なにがって
面白い人にいくらでも会えます。
入行(銀行では入社をこう言います)して6ヶ月は事務と接客の勉強期間でした。いわゆるリテールです。窓口に来られるお客様の対応全般を学びます。そしてその銀行独特の事務も学んでいきます。この期間で面白いことは二つ。
(1)接客:まあなんと幅広いお客様が来られること!
リアルにお客様の感情と接することができます。
(2)事務:銀行は守りに長けています。
その事務工程ができた背景(法律・過去事例)を
知ると奥が本当に深いです。
(ちなみに事務作業と思うと全然面白くないです。
むしろ邪魔くささの塊です。)
その後、法人部署に移ります。まあ、いろいろ希望して入行される方はいますが、専門採用でもない限り、誰でもまずは法人営業部署を経験します。育成プログラムみたいなものでしょう。業務というよりも社会人を学ぶと言ったところでしょうか。
しかし、この「社会人を学ぶ」ということが本当にありがたいシステムです。内交・外交の両方を学ぶ機会を与えてくれる企業は少ないと思います。しかも、その期間をきちんと手厚く与えてくれる。そして、これがまたすごいことに、外交先が本当に勉強になる。
さて、改めて「面白い人」に戻りましょう。
法人営業とはなにか。
それは法人のお客様のところにいろいろ情報収集に行くことです。これが中小企業様が対象となるとどういうことが起こるか。おわかりになられた方も多いでしょう。そうです!
経営者と直接情報交換ができるのです。
これはすごいことです。経営者とは、自分で事業を立ち上げた方、または自分で現在事業をされている方です。ヒト・モノ・カネにある一定レベル以上通じていないとできません。それだけでなく相当の肝が据わってないとできません。創業者となれば想いも半端なものじゃありません。その方のノウハウの端っこかもしれませんが、直接触れられるのです。それも半端な数じゃありません。こんな経験できる企業が他にあるでしょうか。これがまたありがたいことに、銀行員という一定の社会的地位があればきちんと応対していただけるのです。
銀行はとてつもないチャンスを与えてくれます。
ただし、そのチャンスを生かせるかは自分次第です。
銀行業務を身につけることだけをしていてもいいでしょう。しかし、それ以上のものを手に入れたければ、自分さえ頑張ればそのチャンスはいくらでも転がっているのです。身につけたいものを教えてくれる方々が(特に外に)いくらでもいるのです。
銀行業務が面白いかどうかはわかりません。
私は面白くなかったです。
それでも銀行を経験することはとてつもなく有益です。
2005年12月13日
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