2008年07月15日

「七月大歌舞伎」夜の部

いつもお世話になっている司法書士の先生にご招待いただき、急きょ歌舞伎を観に行ってきました。思えば松竹座はものすごく久し振りでした。平日の公演にも関わらず、劇場はご年配の方々で2階席後方まで満席でした。しかし、肝腎の公演はどちらもいまいちでした。

『熊谷陣屋』
仁左衛門さんに期待していましたが、安定感だけが目に付きました。古典過ぎて全体的にゆったり。睡魔と闘っているお客さんもかなりおられました。見せ場は、息子の亡骸である首を受け取る相模。それまでの単調が嘘のようにその一瞬だけ空気が張り詰めました。そこからしばらくは眼が覚め涙するお客さんがちらほら。その一瞬、その一瞬のために今日はあったようなものです。

『黒手組曲輪達引』
菊之助さん松緑さんの熟し始めた魅力と人気に対して、菊五郎さんの衰えが目立ちました。冒頭の遊びはいかにも菊五郎一座で、旬のお笑い芸人パロディを加えたりの笑いはあったのですが、勢いはそこまで。本編に入ってからは淡々と一本調子。挙句のクライマックス大立ち回りでは拍手喝采の大盛り上がりでしたが、それは菊五郎さんにではなく、一座の立ち回り陣に向けられたものであることを認識するべきでしょう。それにしてもやられ役のアクションのレベルはきわめて高かった。主役を食ってました。

■公演概要
七月大歌舞伎 夜の部『熊谷陣屋』『黒手組曲輪達引』
出演/
一、一谷嫩軍記熊谷陣屋(くまがいじんや)
            熊谷直実  仁左衛門
   白毫弥陀六実は弥平兵衛宗清  我 當
             藤の方  孝太郎
             堤軍次  愛之助
              相模  秀太郎
             源義経  藤十郎
二、黒手組曲輪達引(くろてぐみくるわのたてひき)浄瑠璃「忍岡恋曲者」
     花川戸助六/番頭権九郎  菊五郎
           三浦屋揚巻  魁 春
            牛若伝次  松 緑
            新造白玉  菊之助
            朝顔仙平  亀三郎
         三浦屋女房お仲  家 橘
           俳諧師東栄  團 蔵
          鳥居新左衛門  左團次
        紀伊国屋文左衛門  田之助
会場/大阪松竹座
日時/2008年7月15日(火)16:30開演
料金/招待券
posted by 奥田圭太 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・舞台・ライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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