2008年08月24日

「SISTERS」

言葉の応酬と演技の掛け合いが起こす緊張感に頭の中が混沌としながら張り詰めたものがずっと続く作品。内容自体は安直なカタルシスで見張るものなし。

役者陣の圧倒的パワー。演出の効果なのか、はたまた単純なる役者の個々の演技力か、後者に関しては確信できます。どの役者をとっても誰かとの二人きりのシーンでは、まさに対決。舞台役者はかくあるべきと言わんばかりに恐ろしいほどの緊迫感が二人の役設定上の距離を犯し合うかのようにぶつかり合います。ぴりぴりビリビリ伝わってきます。

内容は安直。それぞれの役に恐ろしい業を背負わせている割に、最初から最後まで不穏な空気で走りきる割には、ラストの救いが親子・夫婦ともに安直でした。

演出も本水を使ったもので趣向を凝らしていましたが、色彩的インパクトはいまいち。赤と青のコントラスト、もっと過剰でも面白かったように思います。

■公演概要
パルコ・プロデュース「SISTERS」
作・演出/長塚圭史
出演/松たか子 鈴木杏 田中哲司 中村まこと 梅沢昌代 吉田鋼太郎
会場/シアター・ドラマシティ
日時/2008年8月24日(日)13:00開演
料金/S席 8,400円
posted by 奥田圭太 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・舞台・ライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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