2008年07月09日

S君成長記録〜初心〜

S君という大学院生がいます。

彼は大学生のときビジコン実績で有名でした。そんな彼がある社長様を通じて私と出会い、予定していた会社設立を私にSTOPさせられました。そのときは納得いかなかったと思いますが、それでも先輩の言葉と彼は我慢し、起社せず個人事業主として実験的に事業を開始しました。そしてその意味が理解できたとき、彼は起社しました。彼は今、自分のお金で作った会社の社長です。私も認めている起業家の一人です。

彼は四六時中、事業のことを考えています。どうすれば会社がうまくいくのか、大きくなるのか、必死に考えています。ですが、必死であるが故に愚問にとりつかれたりします。私はそんなとき、彼を一蹴します。「それってお前以外の誰が喜ぶの?」と。彼は頭がいいので他人の言葉ですぐに理解できます。ですが、頑固でもあるので受け入れに戸惑ったりもします。

そんな私が一蹴した日の翌日であるこの日の昼、偶然彼に出くわしました。彼は私のところに走り寄ってきて言いました。

「奥田さん、昨日あれから、昔のお客さんに一人ひとり電話してみたんです。すごい喜んでくれはって。それがまたすごく嬉しくて。これだったんだって思い出しました。」

S君がやりたかったことです。

会社を作るとそれを大きくしたいと思うのは当然のことです。ですが、大きくするためには一歩一歩進んでいくしかありません。テクニックではなく実力で大きくなっていくしかないのです。そして、大きくなるためにではなく、自分が目指すもののために取り組んだ結果が大きさなのです。

私のところに走り寄ってきたS君の瞳は眩しいくらいに輝いていました。そして、照れた顔は赤らんでいました。やはり、彼はもう立派な起業家です。
posted by 奥田圭太 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 特集企画:N君成長記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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