2008年06月08日

「ザ・マジックアワー」

銀幕を愛する人のための傑作。何も残らない、ただひたすらに楽しく幸せな作品。三谷作品で初めて映画で表現する意味を感じました。

映画館にいる人たちが一体感を持つ瞬間があります。映画を愛する人たちがスクリーンに映し出されます。きっとそこに映らないこの作品のスタッフたちも映画が大好きなのでしょう。細かいことは書きませんが、全てに映画への愛が溢れ、映画館に行く楽しさってこういうことだったと実感できます。ただそこにみんなでいるのが楽しく、みんなと一緒に劇場で声を出して笑う、老若男女なんて関係ない、今そこにみんながいる、それが劇場文化です。

内容は全く深くありません。重厚なテーマもどこにもありません。そこはいつもの三谷作品です。ですが、映像・そこに込められた映画性、その映画館でなければいけないこと・・・、三谷監督が初めて映画を撮った、と私は思います。

レトロなセットを紡ぎ上げたスタッフ陣、怪演・快演の賛辞を全員に送りたい役者陣、遊び心満載のプロット・・・、何度観ても何かに出会える幸せな時間でした。

■作品概要
題名/「ザ・マジックアワー」
2008年/日本/東宝
監督・脚本/三谷幸喜
出演/佐藤浩市 妻夫木聡 深津絵里 綾瀬はるか 戸田恵子 
    寺島進 小日向文世 伊吹吾郎 西田敏行
会場/TOHOシネマズ二条
港町守加護でクラブ「赤い靴」の支配人を任されている備後は、ギャングのボス・手塩の情婦・マリに手を出したのがバレて大ピンチ。5日以内に幻の殺し屋・デラ冨樫を探し出して連れて来なければ命はないと脅される。が、デラの居場所に皆目見当もつかない備後は替え玉を仕立てる苦肉の策に出る。そこで白羽の矢が立ったのが売れない俳優・村田大樹。主演映画を撮りたいと村田を騙し守加護へ連れて来るのだった。(goo映画)
posted by 奥田圭太 at 20:36| Comment(0) | TrackBack(2) | 本・映画・舞台・ライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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