2008年05月09日

K君へ

直筆のお手紙をいただくことがあります。本日、その一通が私の前に現れました。

直筆のお手紙というものは今の世の中では非常に出くわすことが難しい代物になっています。皆さんは直筆のお手紙というものを年に何度お書きになりますか??「年に」という質問自体がこの存在の少なさを想定しているものです。

出会うことが極端に少ない直筆のお手紙。非常に稀なものですから、その分インパクトがあります。嬉しさと重たさの両方を見事に兼ね備えています。文字を書くために取ったペン、紙に向かうという珍しい行為、いつにも増して真面目なことをしたためる言葉の選択、何よりも直筆にせざるを得なかった募る想い。それらを想像すれば、わざわざ私のためにというありがたく嬉しい思いと、そこまで伝えたいものが記されているという緊張感が走ります。

ここまできて、いつもよりもゆっくりと、とてもゆっくりと読ませていただきます。

想いには必ず想いが返ってくる、と私は信じています。それこそが出逢いの素晴らしさであります。一方通行ではなく、作用反作用こそが素晴らしさなのです。

直筆のお手紙というものには想いが詰まっているものです。

それは私の想いへの返信です。それらを噛み締めながら、伝わることはやっぱり伝わるんだな、伝わる人にはやっぱり伝わるんだな、と「伝わる」という力に感動を覚えます。

それは彼の想いの発信です。それらを噛み締めながら、言葉ってすごいな、意志をこめるって大切だな、と「伝える」という力に感動を覚えます。

直筆のお手紙というものは今の世の中では非常に出くわすことが難しい代物になっています。皆さんは直筆のお手紙というものを年に何度お書きになりますか??直筆のお手紙というものに特別なものを感じるのは私だけでしょうか。

追伸
K君、君は先日誰かからお手紙をもらって泣いていましたね。その行為をそのまま私に回してくれました。きちんと受け取りました。次は私が改めて伝える番です。


posted by 奥田圭太 at 18:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 会社の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

そのビラに一目惚れ

あるお芝居を見に行ったときに折り込みで素晴らしい公演告知チラシを見つけました。まさに一目惚れです。

何が良かったかといわれると難しいのですが、何かがとても新鮮で、何かにとにかく(安っぽい言い方ですが)センスを感じたのです。そのチラシを作った人は誰なんだ!?その関心だけでその芝居を見に行くことを誓いました。まるでCDのジャケ買いです。

それからいろいろそのチラシの先を辿っていくとY君がいました。なんとY君が知っている劇団だったのです。そこで一緒に見に行くことになり、今日、行ってきました。

チラシの主は学生劇団でした。いわゆるこの時期ならではの新歓公演です。ありがたいことに学生劇団・新歓公演であり無料で拝見することができました。

そして終演後、気持ちが抑えきれず、チラシをデザインした人をご紹介いただきました。

その人は劇団員でもちろん学生さんです。美術の担当というだけではなく、なんとこの日のお芝居では主役をされていました。本日で一番いい意味でも悪い意味でも気になった役者さんだったので驚きました。

社会人ではないな。そして4年生でも絶対ないなという予想は見事に当たりました。「初めて本気で作った」作品だそうで、それが人に伝わるというのはものすごいセンスだと思います。(やはり、センスという言葉は安っぽいですね・・・いい言葉を思いつくようになりたい。)改めて初めてチラシを見たときのなんとも言えない喜びを思い出しました。

一人の人が一生懸命に作ったその想いは人を動かします。そして、その作ったものにはその人がにじみ出ています。そのことを現実に体験できた日となりました。
posted by 奥田圭太 at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 会社の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月08日

起業する人しない人3〜智の人・情の人〜

ある人は転職サイトに複数登録し、毎日のようにその転職サイトでいろいろな企業を調べては転職について知識を蓄えていっています。ある人は起業を考えていて、綿密な事業計画を考え、分厚い事業計画書を作ろうと毎日知識を駆使しています。

これらの人はまず転職したり起業をしたりをすることはありません。

知識を蓄え、知識を駆使していますが、転職も起業も新たな領域へ踏み出すものだとすれば、それら借りてきた知識では役に立ちません。どれも知識の積み上げで根拠がなく、別の視点を指摘すると大幅修正されたり断念されたりします。つまり、知っている範囲の限定された知識や知ったつもりの知識であり、企画や計画の根拠にはなりえないだけでなく、他者からの影響を大きく受けるためにいつまでたっても完成しないのです。知識が前提であり目的である一方で、知識が増えれば増えるほど、知識を駆使すれば駆使するほど、自分からかけ離れていくのです。

ある人は転職がしたいという思いが強く、そのためにもと思い切って退職をしました。ある人は起業がしたいという思いが強く、起業以外は意味がないと考え、退職をしました。

これらの人は転職や起業をした「格好」にはなるでしょうが、実際にそこからうまくいくことはありません。

これらの人は感情的にまず行動を起こしただけであり、実際に事を起こしたとはいえないのです。転職したいと言っても転職する先はイメージできず、起業したいと言っても起業してからすることがないのです。

これらの人たちは一見すると真逆のように思われるかもしれません。
しかし、起業する人しない人の区分で言えばどちらも全く同じ人たちです。

これらの人たちは転職・起業というもの(あるいはそれに至るまでの経緯)が目的であり、その先がないのです。智の人であり、情の人であるにも拘らず、その智や情は転職・起業で終えていて、その先に発揮されないのです。転職のためであり、起業のためであり、自分が成す「事」のためではないのです。

結果として多くの人が事を起こす前に事切れてしまう、いや、そもそも起こそうにも事がないのです。

2008年05月07日

あることはすごいことである

モノを与えられたり手に入れることができると喜びを感じます。与えてくれた人やモノに感謝し、手に入れた自分を褒めます。ですが、ひとたび手に入れてしまえば、いつの間にかそれは当たり前のことになって行きます。あることが当たり前だと勘違いしたとき、感覚は麻痺し、感謝を忘れ、逆にないことを嘆いたり不平を言ったりするようになります。

モノが「ある(現在)」というのはそれだけですごいことなのです。

「なかった(過去)」ことや「なくなる可能性(未来)」を忘れてしまってはいけないのです。

それらを忘れてしまったとき、与える側は与える価値を認められず与えることをやめるでしょう。それらを忘れてしまったとき、失ってから後悔することでしょう。

仕事で言えば、オフィス・机・パソコン・給料・コピー機に筆記用具類・・・数え上げればキリがありません。日本での生活で言えば、公共施設・トイレに紙・レジ袋・夜間照明・道路・・・数え上げればキリがありません。私たちが日常生活を送っているところがキレイなのは誰かが代わりに掃除してくれているからなのです。

起業をすれば、それらは自分で稼いで自分で用意しなければいけないのです。つまり、稼げなければなくなるのが当たり前なのです。海外に行けば、それらは自分で用意しなければいけないのです。なくて当たり前なのです。

自分の行いに対して当たり前の水準を高く持ちましょう。それが自分に厳しく、他人に優しくということです。他人の行いに対して当たり前の水準を低くしましょう。そうすれば争いは起こりません。ないことを嘆くのではなく、あることに感謝すれば、心穏やかに過ごせます。

そしてその感謝の積み重ねが「未来のある」を担保するものなのです。
posted by 奥田圭太 at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム:言葉津々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

代という言葉

あるアンケートに答える機会があって、先日30歳になったばかりの私は一瞬の戸惑いを覚えながら「30代」に○をつけました。

この戸惑いはどこから来るのでしょうか。ひとつはつい最近まで20代に○をしていたのが移動したという単純な変化に対する戸惑い、同様に自分が30歳になったことを新鮮に驚く戸惑いでしょう。もうひとつはおそらく心のどこかに20代への別れの寂しさや一種のしがみつきがあるのでしょう。

私は早く大人になりたいと小さいときから思っていました。それは早く30歳になりたいと同義であったこともありました。一方で30歳で止まりたいと思ったこともありました。

今、私は30歳になりました。そこには劇的な変化は何もなく、30歳への失望もあるのかもしれません。生活に変化があったわけでもなく、心にも身体にも突然変異はもちろん起こっていません。

20歳になったとき、少しでも大人に見せたいと20代と声を高らかに宣言していました。30歳になったとき、少しでも若く見せたいと30代というものに加わらず30歳であり続けたいと叫ぶ心があります。ここでは「代」ではなく「歳」なのです。

あれほどまでになりたかった30歳、私はまだその取り扱いに慣れていないようです。
posted by 奥田圭太 at 12:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 会社の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月06日

龍安寺新緑の季節

先週の世界遺産「仁和寺」につづいて、これまた世界遺産「龍安寺」に行ってきました。この二つのお寺は歩いていける距離なのですが、先週は仁和寺までの散歩で疲れ果てたため、満を持して改めて龍安寺に行ってきました。

まずはお約束の庭園へ。方丈に入って方丈庭園「石庭」です。

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境内に入るとあまりの涼しさに別世界に来たようでした。光に緑はまぶしく、土と床は暑さを忘れる冷ややかさです。石庭はあまりの混雑ぶりに無心になって眺めるとはいきませんでしたが、それでもゆっくり座って、晴天を仰ぎながら緑の深さに吸い込まれ、石庭の白さと奥深さにあれやこれやと思いをめぐらすことはできました。

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コケの美しさを中心に緑が映える一帯でした。避暑地感覚でゆっくり歩き回って最後に迎えてくれたのが鏡容池。一部工事中のところが見えていたのが残念でしたが、それでもなお絶景です。 

次は平日の人の少ないときに来て、半日くらいボーっとしていたいものです。
posted by 奥田圭太 at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 京都ならではの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月05日

「LEGEND」参加

昨日は学生さんたちが作り上げた関西最大のエンターテインメントイベント「LEGEND」に行ってきました。なんばHatchを中心とした湊町リバープレイス一体をイベント一色に染め上げていました。

ミスコン・ミュージック・アート・コメディ・バスケ・ファッション・ダンスとあらゆる企画が内で外で繰り広げられていて、晴天にも恵まれて色鮮やかな空間ができ上がっています。

外では3on3のバスケはガチンコ勝負で終了間際のカウントダウンは緊迫と大歓声、ライブペインティングはかなり大型のものがあちことに、屋台が出ていてフードも充実、フリーマーケットがあったと思ったら、ヘアーメイクライブショーにストリートダンスバトルもたくさんの観衆が。

中ではタイムスケジュールもがっちりと運営されています。なんばHatchの音質は最高で、照明も映像も凝っています。この舞台は全てを化けさせる巨大な力があるのだと思います。お笑いではシャンプーハットやアジアンと学生コンビが同じ舞台に、ミュージックでも厳しい予選を勝ち抜いたアマチュアバンドがプロと同じ舞台に、ダンスもプロと同じ舞台に。プロとプロを目指す学生の共演です。ファッションショーもプロ顔負けの懲りっぷりです。あの舞台に立つだけで考えられない興奮があるのだと思います。学生のクオリティの高さにかなり感動しました。

フィナーレはミスコン。実は数週間前の彼女たちを一部知っていたのですが、その変貌振りにびっくりしました。人前に立つのも緊張していた彼女たちがメイクも衣装もバッチシに堂々とパフォーマンスを繰り広げています。人は機会を掴むことで変われるんだと確信させてくれました。

スタッフは終わってからも死にそうな顔をしながらも必死で片づけをしていました。楽しむ側はそのときだけしか知りません。ですが、彼らは朝からそして終わってからも1日中その楽しむ側を支えていたのです。なによりもこの日までの長い道のりがあります。そして終わりではありません。これからも彼らは動くことでしょう。
posted by 奥田圭太 at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・舞台・ライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月03日

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」

アメリカ版大河ドラマ。

壮大な歴史小説(時代小説・伝記など)を映画の尺に納めようとしたら、あれもこれもで結局背景だけ壮大な、うすっぺらな表面しか表現できなかったという典型的な原作小説ありきな映画。時代背景が奥深い、役者は一代を演じる中で分厚い演技を全うしているにもかかわらず、何もない映画に貶められています。

1900年代初頭の石油に一攫千金を夢見るアメリカ市民。その中で強靭に生き抜き成功を収めた一人の男の、得たものがあるぶんだけ失ったものも大きいという一代記。得れば得るほど不信と孤独を獲得するというもの。

それにしても主演のダニエル・デイ=ルイスの齢を重ねていく演技と壮大なセットは良い。飛び交うお金の話が現代価値でどれくらいかわからなくてリアリティは欠けたものの、それを補うだけのリアリティがそこにありました。

残念だったのは、無駄なシーンの多さと無駄なカットの多さ。結局全部撮ってみて、どれも捨てる勇気がないから無駄に長くなってしまいました、といった印象。ワンカットだけ見れば奥深く、終わってみれば薄っぺらかったようです。

■作品概要
題名/「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(原題:THERE WILL BE BLOOD)」
2007年/ アメリカ/ウォルトディズニースタジオ モーションピクチャーズジャパン
監督・製作・脚本/ポール・トーマス・アンダーソン
原作/アプトン・シンクレア
出演/ダニエル・デイ=ルイス ディロン・フレイジャー ポール・ダノ ケビン・J・オコナー キアラン・ハインズ
会場/京都シネマ
一攫千金を夢見るダニエル・プレインヴューは、幼い1人息子を連れて石油の採掘を行っていた。ある青年から、「故郷の広大な土地に石油が眠っている」と聞いた彼は、パートーナーのフレッチャーと共に米西部の小さな町、リトル・ボストンに赴き、安い土地を買占め、油井を掘り当てる。しかし、油井やぐらが火事になり、幼い息子は聴力を失う。精神に混乱を来した息子を、プレインビューは彼方の土地へ追いやってしまう。(goo 映画)
posted by 奥田圭太 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(2) | 本・映画・舞台・ライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

眠れぬ夜の過ごし方

私は複数のことを同時に考えていることが多いようです。これは自他共に認めるところです。そして、今日のように寝る前にそれが沸騰し始めると睡眠に大きな影響を及ぼします。

考えることにはもちろん前向きなことも後ろ向きなこともあります。喜怒哀楽の様々なものがあります。楽しいことや前向きなことが複数頭に走っているときはそのまま楽しい気分のまま眠りに落ちます。逆に怒りや面白くないこと、後ろ向きなことばかりが複数は知っているときは「考えることが多すぎて逃げたくなるだけ」状態になり、これまた恐ろしいほどあっさりと眠りに就きます。

ところが、その両極端なものが混在するときがやっかいなのです。気持ちが両極端に触れてしまってどちらにも落ちてしまえないのです。そういう時は本当に眠れなくなってしまいます。

そんなとき私は、部屋の掃除をしたり、名刺やメールの整理をしたり、自社運営サイトのチェックをしたり、いろいろなものの設定をしなおしたり、単純入力作業だったり、事務作業に没頭します。それこそ思考停止にするのです。

それによって睡眠に至るのかというとそうではありません。あくまで停止なので、作業をやめて眠りに就こうとするとまた活動再開します。

それでも作業をします。こういった時間に作業を積んでおくといざというときにけっこう役に立つものなのです。こういうときに整理しておくとわざわざ整理の時間を設けなくていいので効率的でもあるのです。また本来消極姿勢をもって避けている作業というものに対して、こういうときは積極的に作業に飢えているので集中力も違います。そして何よりも作業は仕事のベースを作ってくれるのです。

眠れないときは無理して眠らない。そういうときにこそ思考は停止させて寡黙に作業に没頭します。
posted by 奥田圭太 at 04:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 自分のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月02日

花勝負

先日、懇意にさせていただいている企業様の新店が千葉にOPENしました。何をお祝いしようかと思ったのですが単純なものでは面白くないと思い、いろいろ探してたどり着いたのが。

オーダーメイドの花ギフト「花勝負SHOBU」
http://www.hanaya87.com/shop/hana-shoubu/

フラワーデザイナーを指定してフルオーダーメイドの花ギフトを購入できるのです。「プロポーズ」「大切な取引先へのお祝い」「誰より目立ちたい楽屋花」「ここぞという時の感謝の贈り物」勝負のかかった大切な贈り物に。と銘打たれています。

ネットオーダーし、あとはフラワーデザイナーの方と詳細や希望をやり取りさせていただく。それだけで素敵なオリジナル花ギフトができてしまいます。料金もリーズナブルで、中途半端な胡蝶蘭を買うよりも豪華で心のこもったお祝いができます。

新店のプレオープンと正式オープンの間に日数もあったので、両方にお祝い花として送らせていただきました。参考までに画像を載せておきます。

pre.jpg  open.gif

イメージで伝えたものを形にしていただきました。

まもなく母の日です。ちょっと変わった贈り物としていかがでしょう。
posted by 奥田圭太 at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 四方山話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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