2008年03月16日

大小の区別

取引の大小で態度が変わってはいけない。取引先の大小で態度が変わってもいけない。という考えがあります。一方で効率を考えれば大小の区別は大切である。という考えもあります。

この相反する考え方ですが、根底にあるものは簡単なことです。「損をしてはいけない、しっかりと利益を確保すること」ただそれだけです。

大きいからといって利益を度外視して扱ってもいけませんし、小さいものに無駄な体力をかけて採算を悪くしてもいけません。必要な利益をしっかり確保することが取引を円滑に継続する当然の秘訣です。どちらかが一方的に恩恵を受けていては取引は正常ではないからです。大きいからと言って利益を確保できなければ異常ですし、小さいものでも同じだけの利益を確保すれば正常なのです。必要な利益は取引双方にとって不可欠なのです。

つまりは、そこでベストが尽くされているかなのです。

ベストを尽くさなければ信用を失い、全てが継続できなくなります。一方で、ベストを尽くしても合わないのであれば、その取引においてのみ取引をしないほうがいいのです。そこで無理をすれば他の取引にも影響を及ぼし、全てが継続できなくなります。

取引の大小でレスポンスの良さなど態度が変わるような人がいます。私はそういう人とは取引をしたいと思いません。あるいは他者の見積もりを聞いてそれを下回る再見積もりをしようとする人がいます。私はそういう人とは取引をしたいとは思いません。そういう人はベストを尽くすという意味を根本的に理解していないからです。

態度が変わらない人であれば常にこちらの要求をはっきりと言えますし、他者の見積もりのほうが高いとしてもこちらの必要な利益が確保できる範囲で彼に要求し、それで合うのであれば彼に頼もうと思います。下回る再見積もりをしようとするのであれば(それで必要な利益が確保できるのであれば)最初からそのプライスを提示するのがベストを尽くすということです。

ベストを尽くすというのは信用の根底にあります。その信用があればお互いが必要な利益を率直に伝え合うことができ、不要な取引はせずにお互いに喜ばしい取引だけが継続されていきます。それが更なる信用を積み上げるのです。その逆、その裏切りは言うまでもありません。


posted by 奥田圭太 at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム:言葉津々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

JOE Company Another Play 4「DRIFT13」

劇団初見、予備知識なし、当日ぶらりと立ち寄り鑑賞。

携帯電話で話す相手とは24時間のズレがある。そのズレを解消しようとするときに運命が加速的に転がり始める。そういうお話なのですが、24時間のズレを解消するのは極めて簡単です。ただ、24時間後にそこにいけば相手はいるのですから。ですが、この作品はそこが極めて面白くできています。つまり、できるのにできない事情が複雑に絡まりあっているのです。

そのおかげでシンプルな何もない舞台で13人の人間関係が絡まりあい、伏線たっぷりの謎解きサスペンスが繰り広げられます。スピード感もあってテンション高く引っ張ってくれます。演技力のばらつきも小さいので誰が出てきてもそのテンションが維持されていて良質です。

よく見るとテレビなどで拝見したことのある役者さんも多く、小品ながら丁寧に作りこまれた良質なお芝居でした。

■公演概要
JOE Company Another Play 4「DRIFT13」
作・演出・出演/小野寺丈
出演/津川友美 橘ゆかり 清水拓蔵 横山一敏 幸野友之 藤原忠生
   大場達也 成瀬優和 倉方規安 CHIKA 間瀬凛 園田真子
会場/アートコンプレックス1928
日時/2008年3月16日(日)15:00開演
料金/3,500円
posted by 奥田圭太 at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・舞台・ライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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