2007年07月29日

NODA MAP番外公演「THE BEE(ロンドンバージョン)」

役者の身体的魅力、英国演劇の底力が初っ端から最後まで走りきる芝居。野田演出の日本版、英国役者のロンドン版といったところでしょうか。

日本版観劇後の感想はコチラ
http://white-base.seesaa.net/article/46967948.html

作品・ストーリーは日本版と全く同じです。以下日本版の時の転記。「作品としては、前半は風刺劇。マスコミ・警察を徹底的に皮肉り、その向こうにいる無責任な私たちに突きつけます。言葉も多く、早口でただうるさく消費されていくだけです。後半は暴力の連鎖。外にあるものが全て敵に見え、恐怖心でいっぱいの主人公は暴力により小さな小さな世界の王様になることを選びます。それが自分の家族をも存在を薄め、暴力という狂気の中で、暴力の連鎖もいつの間にか孤独なルーチンとなっていきます。最後は無意味なリフレインです。むなしさだけ残ります。」

演出はどちらもシンプルでしたが、日本版には明らかにロンドン版の進化と別物にする(特に女性の描き方か)という意識が意図的に加えられていて、確かにそれは進化していました。紙の扱い方、役者の入れ替わり方、スピード。ですが、個人個人の底力を見たときにロンドン版の役者陣は素晴らしいものがありました。すごい人間たちを見せてもらった!というのが率直な感想です。野田演出の良さよりも役者陣のパワーや身体的表現に圧倒されたというか・・・。キャサリン・ハンターさんに拍手!!

どちらもシンプルで想像力を最大限に刺激してくれる幸福な時間。「創造と想像」という二つのソウゾウと言った同席者の感想そのままに。

■公演内容
NODA MAP番外公演「THE BEE(ロンドンバージョン)」
原作/筒井康隆
脚本/野田秀樹&コリン・ティーバン
演出・出演/野田秀樹
出演/キャサリン・ハンター トニー・ベル グリン・プリチャ−ド
会場/シアタートラム
日時/2007年7月29日(日) 16:00開演
料金/6,500円


posted by 奥田圭太 at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・舞台・ライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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