2007年02月04日

頼ると甘える

頼ると甘えるは厳格に区別されなければならない。

人間は楽を覚えるとそちらに流されていく動物です。それを自律によって自分に厳しくという課題はさておきまして、それが他人にどう見えているかを考えたいと思います。

頼る相手がいるというのは、生活において非常に頼もしいことです。ですが、その相手に甘えてしまっていてはお互いのためになりません。相手にとっては負担でしかなく、自分も楽をしているのですから成長はありません。

頼られるときのモチベーションは「助けてあげたい」という想いと「期待されている」という想いではないかと思います。全力で頑張っている姿を見れば前者の気持ちが浮かぶでしょうし、自分のことを思ってくれていると思えば後者の気持ちが浮かぶでしょう。

逆に甘えは、このモチベーションを逆なでします。頼られる・甘えられるというのは負担であることは間違いありません。それを上記モチベーションを感じるときは「頼られている」と感じて負担に立ち向かえます。逆に上記モチベーションが生まれないときは「甘えられており」負担でしかないのです。全力で頑張っていない人は自分で頑張るのが先であり、相手のことを考えてではなく自分が楽になることを考えている人に誰が上記気持ちを抱くでしょうか。

バリュークリエイトはパートナーたちを非常に頼りにしていますが、そこに甘えが生じたときはお互いが叱咤するようにしています。頑張っていないと「お前、最近だらけてんとちゃうか」と飛んできます。お互いが切磋琢磨しているのを知っているからこそ、頼られたときに返せるのです。頼られたときに何とかしてやろうと思えますし、頼られたときに何とかする力を身につけるべく切磋琢磨しているのです。

「頼る」「甘える」ということは「頼られる」「甘えられる」相手がいるのです。その相手がその区別を判断をしています。そして、その区別によって相手のパフォーマンスは大きく違うのは当然でしょう。頼られれば気概を感じて優先的に取り組むでしょうし、甘えられては負担に感じ、場合によっては「自分でやれよ」という気持ちになりますし、その気持ちが根底にある限りパフォーマンスも上がりません。

相手に頼るときは、自分はそれ以上に何かに頑張っていなければいけない。
相手に頼るときは、相手が気概に感じる信頼感と意思を伝えなければならない。
自分が楽になることが目的であれば、そんな甘えには誰も動かない。
posted by 奥田圭太 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム:言葉津々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

優しさと甘さ

優しさと甘さは厳格に区別されなければならない。

人財のマネージメント・育成について述べられている書籍類が最近よく見受けられます。バブル崩壊後の自信をなくした上司の姿なのか、改めて企業における人財の重要性が見直されているのかはさておきまして、注目されている分野ではあるのでしょう。お取引企業様の中でも実際にこの部分をバリュークリエイトに期待されることが多くなっています。

そんなとき思うのが第一文です。人財のマネージメント・育成を期待されている層(管理層・リーダー層)にはこの言葉を必ず伝えています。そして、これは仕事の問題ではなく、人間関係(コミュニケーション)の根幹を成すものだと思います。

優しさとは、相手を思いやり、相手の身になり、相手のために最も良いことをしようという姿勢です。逆に甘さとは、相手にとって楽だと思われること、相手の耳に心地よいことを助成することです。

優しさがあれば、嫌われ役を買って出ても、相手を一時的に苦しめてでも、するべきことをするのです。守ることが優しさではありません。逆に甘さとは「相手のため」という逃げ口上によって、自分が相手に嫌われないようにする保身に過ぎません。それは「自分のため」なのです。

たとえば、小さい子供がお菓子を際限なく欲しがるとします。よくあることです。その子供を可愛いと思う人はきっとお菓子を与えるでしょう。何故ならその子供に好かれたいからです。ですが、その母親はよくよく考え、ときに子供を叱るでしょう。それが優しさです。

優しさとは相手視線から始まり、甘さとは自分視線から始まっているのです。そして、甘さほどお互いのためにならないものはありません。相手は楽を覚え、自分も楽をしているのですから。

まず自分に厳しくなければ優しさは発揮できません。「相手のため」という言葉に自分が甘えていては優しさなど生まれないのです。優しさとは他人のために自分に厳しくなることです。それはとても難しいことですが、だからこそ相手の心に響くのです。
posted by 奥田圭太 at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム:言葉津々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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