2006年08月06日

PARCO+RECOMOTION Presents「開放弦」

長い。広い。高い。低い。もったいない。でした。

間延びした感じで「低い」テンションのまま長時間続きます。場面転換の暗転が多く、また長めであり、全体的に「長い」なあという印象が残ります。わかりにくい脚本を丁寧に表現しようとしたあまり、長く長くなっていたような気がします。
そして、これもホンの質のせいなのですが、劇場が「広」すぎました。セットでは二間あるのですが、間違いなく一部屋で充分だったと思います。内容が内容だけにもっと狭くこもった感じのところでやれば息遣いでドキドキできたように思います。
そういう意味では8,000円は「高い」です。癖のあるホンを大きくプロデュースしてしまったが為に演出から何からがホンに合わずに「もったいなかった」というのが感想です。

ホンは良くできていたように思います。たった一つ本音が表現できないがために微妙な関係性がずれを起こし、それぞれの結末が収斂されていく。それが登場人物全員にきちんと平等に付与されています。それぞれにクセがあり、それぞれに美しさもあり、溶け合うことなく微妙な反応を繰り返していく・・・その様子は居心地の悪い居間という空間を介して結末へとうねっていく。見ていて心地のいいものではないですが、根底はとても美しく、よく練られていると思います。

だからこそ演出も難しかったのかもしれませんが、もったいなかったです。とても「狭い」空間で、理解できないくらい「一気に」このことが提示されたら、とてつもなく居心地が悪いピュアな気持ちが「高ぶった」ように思います。

■公演内容
PARCO+RECOMOTION Presents「開放弦」
 作/倉持裕 演出/G2 音楽/渡辺香津美
出演/大倉孝二 水野美紀 京野ことみ 丸山智己
    伊藤正之 犬山イヌコ 河原雅彦
会場/梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
日時/2006年8月6日(日) 13:00開演
料金/S席 8,000円
posted by 奥田圭太 at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・舞台・ライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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