2006年08月03日

成長に必要なもの

一人で成長するのは難しい。

目に見える目標や自分を映す鏡というものが成長には不可欠です。特に、明文化されているスキルでないものは、誰かを通して想像するしか難しいと思います。自分というものを客観的に把握し、明確な次の自分を想像することは難しいからです。

そこで
(1)ライバル
(2)目標とする先人
(3)自身の将来をイメージさせるような先人
そして、
(4)支援者
がいればいるほど、その鏡を利用して、目標を明確化することができます。

(1)ライバルとは、常に意識することで自分の頑張り具合がわかります。いいところは真似し、良くないところは反面教師にすることが容易です。意識というものが自身のモチベーションを高めることにも役立ちますし、今の自分と比べる上で鏡としてとても機能します。だからこそ、ライバルのことを眼を背けずにきちんと向き合っている人は成長が早いと思います。

そこに(2)目標とする先人が加われば、近い目標として自分の成長の方向性を明確にすることができます。(1)との競争の中で判断すべき方向性の指標となります。近い将来の自分像を持つことで、今のうちにやっておくべきこと、今の自分の方向性が本当に自分にとっていいことなのかを判断する鏡として機能します。

さらに(3)自身の将来をイメージさせるような先人がいることで、自身の可能性を意識することができます。最初は漠然とした憧れや尊敬かもしれませんが、それが自分とリンクすることで(2)が明確になり、更には進むべき道の確信を与えてくれます。必要なことの明文化にはならないかもしれませんが、将来というものに期待を持つことができ、モチベーションにつながります。企業でいうなれば、そういう上司がいる人は、自分がこの会社にいれば将来そういう人物に育てるという期待を持ち、会社へのコミットメントが維持されるでしょう。

そして(4)支援者です。この支援者がいることで、安心感と期待に応えようというモチベーションにつながります。特にモチベーションを支援者は支えてくれることでしょう。これについてはまた詳しく書きたいと思います。

そして、きっちりと(1)ライバルと向き合い、(2)目標を目指し、ついには(2)目標を(1)ライバルにして、更なる(2)目標を設ける。ひとつひとつの目標をしっかりと吸収して越えていき、更に上位の目標を設けていく。そこでモチベーションを継続していく。この継続が成長の鍵だと思います。また(1)〜(4)のレベルの違う視点を常に意識することで上位概念から自身を見ることができるようになります。

企業に属していれば、これらのものを他者に依存することが可能です。ですが、起業をすれば、これらを自身で支えるしかないのです。もちろん外部の方々にそれらを求めることは可能ですが、企業内のようにいつでも照らし合わせることができません。自分で自分自身を鏡にしなくてはならないのです。

出逢う全ての人と向き合い、自分にとっての(1)〜(3)を常に自分自身としてイメージして、言語化できないものについては自分自身を偶像化することが必要です。つまり、一人よがりにならないように出会う人を一人一人きちんと見ていく。そして、それらをきちんと受け入れることで、自身の明確な(1)〜(3)の鏡を自身で作り上げる。そしてそれに向かって(4)に依存することなく、自身でモチベーションを高めていかなければならないのです。
これはとても難しいことです。ですが、自分で自分の将来像やモチベーションを作り出せなければ、成長もなければ、事業もできないと思うのです。

逆に企業経営にあたっては、社員がこれらの(1)〜(4)に触れられる環境をきちんと仕組みとして整備すること、またそういう(1)〜(4)になれる人財を育てていくことが重要です。それが循環する経営ができれば、自動的に社員が育ち、社員もその会社で働くことに喜びを感じることでしょう。

posted by 奥田圭太 at 01:15| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム:言葉津々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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