本当に楽しんでいる人は人を楽しい気分にさせる。
知人の友人がバンドをやっているということで観に行ってきました。音源を貸してもらえるという話もあったのですが、やはり生でこそ感想が言えると言うものです。そんなわけで予備知識ゼロで行って来ました。
総じて、本当に楽しそうでした。
楽しんでいる人を見るとこちらまで楽しくなります。若くて、でも真剣で、とても演奏することが好きで・・・プロじゃないけどただのアマチュアでもないそんな段階。商業の世界には足を踏み入れていないから楽しいだけでいい。楽しくて仕方がないんだと思います。みんなの前で好きな音楽を演奏し、歌うことが、それだけで最高の気分なんだと思います。
私はこの段階の人たちがとても好きです。ライブで観るには最も適しているときだと思います。何故なら、うまくうまくというよりも、全身で表現するからです。必死で練習して練習して、本番はそれを信じて思い切りはじける。楽器を自分の身体の一部にして全身でぶつかっていく、心の底から音楽にぶつかり、そして楽しくて仕方がない。そういう人たちは観ているだけで幸せな気分にしてくれます。下手に格好良く、演奏のうまいプロよりもよっぽどライブです。
今日は、京都MUSE HALLにおにぎりセットを食べに行っていた学生時代を思い出しました。
この人たちは次の段階に進むのでしょうか。そのときもそのまま楽しんでいてくれたらいいなと思いつつ、やっぱりそれは難しいのだろうなとも思います。
では、一応各出演者の感想を。
Lack of commonsence
掘り出し物の予感。ツインボーカルは当然のことながら、弦楽器の演奏者たちが本当に全身で演奏している感じ。演奏もうまいし、曲もなかなか。まだ荒いからこそ化けるかも。
ハミリーコンプータ
テクノ系かと思いきや、下北沢系。KOGA RECORDレーベルや下北沢ハイラインレコードで見かけそうな感じ。ベースの人大きい。ドラムも歌っちゃうツインボーカルだけど、乱れず演奏がうまい。で、楽しそうね。それが一番。
フナ橋
サービス精神旺盛。盛り上げようという心意気と楽しさが充分伝わってくる。曲は全体的に渋めでかっこいい。コアなファンが少しついているようで前のほうの盛り上がりがなかなか。ボーカルの人はステージ上とは打って変わって、話をするととても謙虚で好印象。
前田正志
アコースティックソロ。酔っ払いのための下ネタ三昧。本気で考えたら結構涙するような表現だと思うけど、何も考えないとただの親父ギャグに近い下ネタ。私自身が子供と遊んでいてあまり覚えていません。
MECA-MARY
時間もあって一曲で帰ってしまいました。特に感想はないです。主催者にして一番普通。
■公演内容
「McRock vol.3」
出演/Lack of commonsence ハミリーコンプータ
フナ橋 前田正志 MECA-MARY (登場順)
DJ /TSUNAKI
会場/音屋AFTER BEAT
日時/2006年6月25日18:30開演
料金/1,500円(1ドリンク込)
※価格帯を知りたいという方が多かったので今後料金欄を追加。